種類が増えたハンドメイド作品の在庫管理方法は?ポイントを紹介
商品の在庫管理の必要性
ハンドメイドを始めたばかりの作家さんは、販売するにあたり、ひとつの商品の在庫を多めに作って販売する作家さんがいたりします。
ですが、まずは販売する商品の数を気にする前に、商品の種類の数を気にするようにしましょう。
アクセサリーを例にとってみると、イヤリング5種類、ピアス5種類というように、ひとつの商品や作品の数を増やすということではなく、イヤリング3種類、ピアス3種類、ネックレス3種類、ブレスレット3種類という感じで、それぞれ商品の在庫数を少なくしてでも、商品の種類を増やすということです。
ひとつの商品の在庫をたくさん抱えても、その商品の売れ筋があまりよくないと、時間をかけてたくさん作ったのに売れない。在庫が減らない。収入が伸びない。と、いうことになってしまいます。
人によって好みは様々ですし、専門にしているような少ない種類で商品の数を多く販売している作家さんは、既に固定ファンがたくさんいて、ベテランの作家さんであり、商品のレベルも初心者レベルではありません。
ハンドメイドを始めたばかり、これから始める。という作家は、なるべく在庫数を少なくして、多くの種類を販売することに心がけましょう。
それによって、あまり売れない商品でも抱える在庫が少なくてすみますし、逆にすぐに売り切れてしまう商品がわかるという目安にもなり、在庫の管理がしやすくなります。
1か所で販売している場合の在庫管理方法
ひとつのサイトで販売している作家さんは、そこのサイトで売れた物、売れなかった物が凄くわかりやすいので、少し慣れてきたら、よく売れる商品の在庫を、少し多めにしてもそんなに管理に困ることはないかと思います。
先ほどお話ししたことを踏まえると、少し矛盾しているのではないかと思われますが、あくまでも慣れてきて、売れる商品、売れない商品の見分けがつくようになってからのことです。
売れない商品の在庫を増やしても、在庫が増えてしまうだけですので、すぐに売り切れてしまった商品や、在庫を増やしてもほどよく売れる商品でしたら、気に入ったのに買えなかったというお客様がいないとも限りませんし、その大事なお客様を逃してしまうことになってしまいます。
いつもここのショップは売り切れが多い。なんて、イメージをつけられてはお客様が減る原因にもなりかねませんので、売れ行きと在庫の管理だけは気をつけましょう。
ハンドメイドを始めたばかりの作家さんは、まず、ひとつのサイトで上手く管理ができるようにするとよいでしょう。
複数の場所で販売している場合の在庫管理方法
商品種類、在庫の数、売れ行きなどの見分けがある程度できるようになり、少し余裕があると感じた時に、他のサイトでも同時販売してみるのもいいでしょう。
ここでもまた少し、矛盾してしまうかも知れませんが、サイトによってはお客様のタイプも変わっていたりしますので、商品の種類を少なくして在庫を多くし、何サイトとかで販売するということもできなくはありません。
ただ、今はひとつのサイトしか見ないというお客様は少ないです。ハンドメイドに限らず、これが欲しいと思ったら、色んなサイトに目を通して探し、自分の好みにあった物を見つける人がほとんどだと思います。
なので、やはり挑戦も悪くはありませんが、在庫が減らないという状態になりかねませんので、きちんと管理できるようになってからをオススメします。
在庫の管理方法についてですが、例えばAサイトでピアスAを3個、BサイトでピアスAを3個、販売するとしましょう。この場合、同時に全部売れてしまうことはあまりありませんが、本当に3個しか在庫がないと、3個以上買って下さった時に困ってしまいます。
もしそうなった時のことを考えて、少し多めに作っておくか、本当に6個作る、または説明記事に補足として、「他サイトでも販売しております為、在庫が無い場合があります。その際には作るお時間を頂くことがありますので、ご了承下さい」「他サイトでも販売しておりますので、在庫が無い場合があります。
その為、ご購入頂く前に、一言、在庫の確認をして頂けると助かります。」など、あまりにも種類が多くて在庫管理が大変な場合は、工夫して書いておくのもひとつの手です。
在庫管理における失敗談とそのリカバリー方法
少ない商品数で販売し、なかなか売れずに諦めて辞めてしまう作家さんは少なくないです。
現に、私もハンドメイドを始めた頃は、どうして売れないんだろう…と、悲しくなってきてしまい、在庫も減らないので辞めようかと思いました。
ですが、今までお話したことを頭に入れてどうにか管理をしていくうちに、売れていくようになりました。
また、全く売れない商品に関しては、他の物を買って下さったお客様に、「お気持ち」としてご購入頂いた商品にお付けしたりすると、お客様も喜んで下さいますし、在庫も減らすことができます。
その際の注意ですが、例えば、ピアスを購入して下さったお客様にプレスレットをプレゼントするのも悪くはないのですが、ピアスを購入して下さったお客様には、売れない商品の在庫の中からピアスをお付けした方が、お客様にとってはひとつの値段で得をした気分になります。
こうすることによって、おまけはいらないとご購入下さったお客様が判断したとしても、あとはご購入下さったお客様自身のことですので、こちらにとっては在庫を減らすことができ、管理もしやすくなります。
お客様によっては、「おまけをつけてくれるから好き」「またおまけを貰えるかも知れない」との理由で、また購入して下さることもありますので、是非、試して見て下さいね。
まとめ
在庫管理は難しく、お客様にご迷惑をおかけしたり販売機会を逃してしまうこともある重要なものです。
この記事が皆様の参考になることを願います。
ハンドメイド作家を続けていると、ハンドメイド作品の在庫管理に困ることはありませんか?
商品数が少ないうちは頭で覚えられていても、商品数やハンドメイド作品の種類が増えるにつれて把握できなくなってしまいがちです。
今回は簡単にできるハンドメイドの在庫管理方法のポイントを3つご紹介します。
在庫管理がうまくいけば、売れ時やどの商品が人気なのかを把握できるので、売り上げアップに繋がるかもしれません。
在庫管理表を作る
在庫管理とは、ご自宅にあるハンドメイド作品のうち、何がいくつあるのか?を一覧で把握するためのものです。
在庫管理に記入すること
在庫管理表に記入するのは、以下の項目が良いでしょう。決まりは無いので、ご自身で必要だなと思う項目を適宜増減してください。
- 発売日
- 商品型番
- 商品名
- 制作数
- 販売数
- 販売価格
- 販売した場所
在庫管理につかうもの
在庫管理に使うものは、ノートや、エクセル、Googleスプレッドシート、アプリのうちから使い易いものを選んでください。
パソコンに慣れている方は、エクセルなどの表計算ソフトを使うと、売上金額をワンクリックで計算できるので、時短にもなります。
パソコンに不慣れな方は、ノートにまとめるので十分です。
ノートを使用する際のコツは、後に売り上げが出た時に、書き込める分の行数を下にあけておくことです。
例えば、同じ商品を3つ作ったとすると、1行目を書いた下に2列分は空けておくといった具合です。
商品型番をつける
ハンドメイド作品の種類が増えてくると、作品の販売名で管理をしていては、後々これはどの商品だったかな?と分からなくなることがあります。
特に、季節感のある商品は年をまたいで販売することもあるのでなおさらです。
そのため、作品には販売名と商品型番の両方をつけることをお勧めします。
商品型番の付け方
商品型番の付け方をお伝えします。といっても難しいことはありません。
商品型番には、以下の項目が分かるようにつけると良いでしょう。
- 素材
- 色
- 制作した月
- 商品の種類
例えば「黄色いビーズで2022年8月に作ったピアス」なら頭文字をとって「YB22/8P」といった具合です。
ご自身で分かりやすいように、ルールを決めてみてください。
在庫が増えすぎたときは?
適切に在庫管理していても、思うように商品が売れずに残ってしまうことがあります。
そんな時は、以下の方法があります。
- 福袋としてまとめて販売
- 他の売れ筋商品のおまけとして添付
福袋にすれば、個別にかかっていた送料をまとめることができます。
また、おまけにすることで、購入者の満足度を上げられますし、商品の宣伝にもなります。
まとめ
今回はハンドメイド作品の在庫管理の方法について、ポイントを3つお伝えしました。
在庫管理のポイントは以下の通りです。
- 在庫管理表を用いて何が、いつ、いくらで売れたのか、在庫数はいくつかを記録すること
- 在庫管理には商品型番も記入する
- 在庫が増えすぎたときは、適宜手放す方法をとること
ぜひ今回の在庫管理のポイントを参考にして、ハンドメイドを楽しんでください!
ハンドメイドアクセサリーの収納の悩みを解消するアイテムを紹介
ハンドメイドのアクセサリーを作っていると、完成したものや作りかけのものをどこに置けばいいか困ってしまうことも多いと思います。
作っているうちに数が増えていることもあります。
抱えている収納の悩みを解消できるアイテムをいくつか紹介します。
まったくもってステマではありません。素敵だなと思ったアイテムを載せています。アフィでもありませんよ〜!
アクセサリースタンド トスカ
白いスチールと木を組み合わせたシンプルなデザインの収納アイテムです。
ネックレスを一つ一つかけておけるようになっていて、腕時計やブレスレットもかけられます。
下のスチール部分には、指輪やピアス、イヤリングなどの小物を置いておくことができます。
スマートフォンも立てかけられるので、何かと重宝します。
アクセサリーハンガー トスカ
木の形がモチーフになっているアクセサリーハンガーで、ナチュラルな雰囲気が魅力です。
木の枝の部分にネックレスやブレスレット、ピアス等がかけられます。
小枝があるので、アクセサリーが滑り落ちる心配はありません。
下のトレー部分には指輪やブローチ等も置け、飾りながら収納することができます。見た目も可愛らしいので、インテリアとしてもお洒落です。
蓋付きアクセサリートレー トスカ 5段
回転式のアクセサリートレーで、トレーをずらすことで簡単にアクセサリーを取り出せるようになっています。
下の段に収納してあるアクセサリーも取り出しやすいですし、使わない時は全部重ねてスッキリ収納しておくことができます。
木製の蓋があることで温かみのあるデザインになっていて、ホコリなどもつきにくくしてくれます。
フタはトレーとしても使えるので、ちょっとだけハンドメイドのアクセサリーを置いておきたい時などにも便利です。
5段に分かれているので、1段目は指輪、2段目はネックレス、3段目はピアスなど種類ごとにしまっておくこともできます。
腕時計&アクセサリースタンド トスカ
天然木のバーが2本ついたアクセサリースタンドで、ピアスや腕時計、ブレスレットなどを収納することができます。フックタイプやフープタイプのピアスは引っかけておけるので、ピアス同士が絡まるのを防げます。
腕時計やブレスレットは、バーに通すだけでディスプレイのように収納できます。
見た目にも分かりやすいですし、見せる収納にもぴったりです。指輪などの小物も下のトレーに置いておけます。トレーには縁が付いているので、転がり落ちる心配もありません。
トスカシリーズの特徴と選び方トスカシリーズのアクセサリー収納グッズを紹介しましたが、トスカシリーズの魅力は、機能的なところとデザインの良さにあります。
北欧テイストのシンプルで温もりのあるデザインで、白いスチールと木の異素材を組み合わせてあります。使い勝手が良く工夫されているので、収納の悩みを解消するのに役立ちます。
アクセサリーを飾りながら収納した時には、ハンガータイプやスタンドタイプがおすすめです。ホコリがつかないようにしたいという時には、蓋付きのトレーが適しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。大切なアクセサリー、オシャレかつしっかり収納したいですね。
ハンドメイドでアクセサリーを作り、オンラインショップで販売しているという人も多いと思います。
アクセサリーが出来上がってから売れるまで時間がかかってしまうと、保管しておいたアクセサリーの金属部分の真鍮が変色しているという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そういった場合に変色を防ぐにはどうすればいいかを紹介します。
ハンドメイドアクセサリーの保管方法
保管する時は一つ一つビニール袋に入れる
金属である真鍮が変色してしまう原因には、空気や水、皮脂などに触れることで酸化することが挙げられます。
真鍮は腐食しにくいといわれていますが、酸化することで次第に黒っぽくなっていきます。
取り出す時などに指で触れると微量の皮脂や汗が付着するので、それが酸化による黒ずみやサビを招いてしまうのです。
アクセサリーが完成したら、すぐに一つ一つビニール袋に入れて空気に触れるのを防ぐと変色しにくくなります。
一度ビニール袋に入れてしまえば取り出す時にも直接触れることはないので、皮脂や汗などが付着するリスクも減らせます。
アクセサリーを作る時は手袋をする
ハンドメイドでアクセサリーを作る際に、素手ではなく手袋をはめて行うのも変色を防ぐのに効果的です。
素手で触れるとどうしても汗や皮脂が付着してしまうので、変色を完全に防ぐことはできません。
手袋をしておけば素手で触る必要がないので、皮脂や汗の付着を防げます。
手袋をしていると細かい作業がしにくいと感じるかもしれませんが、いつも手袋で作業をするようにすると徐々に慣れていきます。
自分の手のサイズにぴったりフィットする手袋を選べば、あまり違和感は感じません。
衛生的な使い捨ての手袋なども販売されているのでおすすめです。
14金ゴールドフィルドを使用する
金具部分の素材として、14金ゴールドフィルドを使用するのも変色予防に効果的です。
14金ゴールドフィルドは、真鍮などの合金を芯にして総重量の5%の金でコーティングした素材になります。熱と圧力で金が圧着されており、通常の金メッキよりも剥がれにくいのが特徴です。
14金ゴールドフィルドには、変色しにくくサビにくいという特性もあります。
注文を受けてから作る
オンラインショップ等で注文を受けてからアクセサリーを作るという方法もあります。
その都度アクセサリーを作るようにすれば、完成したらすぐに発送することができます。
長期保管する必要がなくなるので、その間に変色する心配はありません。
ただし、注文が重なった時などにはアクセサリー作りが大変になり、納品まで時間がかかってしまうこともあります。
受注生産は無駄が出ないのが大きなメリットですが、空いている時間に沢山作っておくといったことができないのはデメリットです。
また、いざ製作しようと思ったらパーツが廃盤になっていて、同じものが手に入らないといったこともあります。パーツごとの在庫管理をしっかりと行っておく必要があります。
まとめ
いかがでしたか?アクセサリーの保管時に変色を防ぐ方法をまとめると、
- ビニール袋に入れる
- 手袋をする
- 14KGFを使う
- 受注生産にする
こうなります。参考になれば幸いです。
ハンドメイドの在庫管理で実践していることのインタビュー
今回は、実店舗で販売しているハンドメイドアーティストの方のインタビューです。主に在庫管理についてお聞きしました。それではどうぞ!
インタビュー
私がハンドメイドの在庫管理で実施している内容は、以下のようなものです。
主な作品はクラフトバンドです。クラフトバンドは物産センターの展示兼販売と言う形で売っています。
最初は手芸展で展示するだけのつもりだったのですが、是非販売してほしいというありがたいオファーをいただき、ハンドメイド作品であるクラフトバンドを納品させて頂く形となりました。
展示販売になりますので、必ず現場の在庫を確認しています。
ハンドメイド作品の在庫管理で工夫していること
在庫管理で工夫していることは、常に展示販売の売り場にあるクラフトバンドの数を確認することです。
その際、何が主流でよく売れているか?というのを必ずチェックしています。
売れ行きが良いクラフトバンドをチェックすることが、今後何を作るかの判断、つまり在庫を増やす方針の基本であると思っています。自分のペースで在庫管理できるのが、ハンドメイド作品を個人で製作する利点であると思います。
私が思うハンドメイドでの在庫管理について
在庫管理を効率良く行う方法は以下です。
ハンドメイド作品について、作りやすい在庫を用意しておくことが重要です。
作品の在庫が切れてしまっても、すぐに準備して作ることができる環境ならば販売機会損失を防げます。
複雑な作品を出す場合は受注生産などに切り替えるのが良いでしょう。
まとめ
増産できなければ無理をする必要はありません。次回の販売日時をお知らせしておくのも手です。
以上がインタビューでした
実店舗で長期間販売されている方のお話は貴重なのではないでしょうか。皆様の参考になれば幸いです。