ハンドメイドでピアスを制作する際のアレルギー対応を紹介
可愛いピアスを身に付けたいけれど、金属アレルギーがあるので素材によってはアレルギー症状が出てしまうという人も多いです。
ハンドメイドで制作したピアスを通販や販売会で売る場合に、アレルギー対応を頼まれたどのようにすればいいのでしょうか。
金属アレルギーが起きにくいパーツに交換
金属アレルギーが起きにくい素材には、18金やプラチナがあります。
金属アレルギーが引き起こされるのは直接金属に触れるからではなく、汗などで金属イオンが溶け出しそれによって体の免疫反応が過剰に起こるからです。
18金やプラチナはイオン化しにくいので、アレルギーが起こりにくい素材といえます。
そのためハンドメイドでピアスを作る場合のアレルギー対応にぴったりの素材です。
ただし、18金やプラチナは高価なので、価格が高くなってしまいます。
ステンレスや樹脂はリーズナブル
アレルギーが起きにくい素材として、ステンレスや樹脂もあります。ステンレスと樹脂は18金やプラチナに比べて大分値段が安いので、コストを抑えることができます。
アレルギー対応の方法(スタッズピアス)
ピアスの中には、スタッズピアスなど作成した後に部品交換を行うことが難しいものもあります。特にモチーフにピアスの金具を接着剤で接着しているものは交換が難しいです。
そのためアレルギー対応を依頼されることを考え、金属パーツを接着しない状態で保管しておくのがおすすめです。
そして、注文が入った段階で接着を行うようにします。即売会だと時間がかかってしまうのが心配ですが、速乾性の接着剤を使うと時間を短縮することができます。
アレルギー対応の方法(フックピアス)
フックピアスの場合には、フックを交換するだけなので面倒な手間はありません。樹脂やステンレスのパーツをあらかじめ準備しておくとスムーズに作業ができます。
また、パーツ交換の代金を有料にすることもできます。その場合には、大体100円程度に設定していることが多いです。
部品交換がどうしても難しい場合は?
ハンドメイドのピアスで部品交換が難しい場合には、そのことをきちんとお客様に伝えるようにします。その上で、金属アレルギー対策のアイテムを紹介するといいでしょう。
■ピアスコート剤
ジェイピーエス(JPS) メタルコート 美容液(Amazon)
■ピアスカバー
ピアスカバー スキンプロテクター12個(6ペア) 樹脂製(Amazon)
ピアスコート剤は、金属をコーティングして直接肌に触れないようにする便利なアイテムです。ピアスカバーも、ピアスホールに金属が直に触れるのを防いでくれます。
まとめ
ハンドメイドでピアスを制作する場合、アレルギー対応を求められたらまずアレルギーが起きにくい素材のパーツに交換するようにします。
18金やプラチナ、ステンレス、樹脂などがあります。
対応が難しい場合には、ピアスコート剤やピアスカバーといったアレルギー対策に使われているアイテムを紹介するようにしましょう。
できるだけ多くの人に自分が作った商品を届けたいですね。
ハンドメイドのピアスを効率よく金属アレルギー対応にする方法
金属アレルギーで悩んでいる人の声
ハンドメイドのピアスやアクセサリーは可愛いけれど、金属アレルギー対応なのか記載がない。
せっかく買ったのに、耳がかぶれたなど。
そういう悩みや、後悔させない為にハンドメイド作家さんの多くは細やかに対応するようになりました。
ハンドメイド作家が使う金属アレルギー対応のパーツ
24金や18金、プラチナやホワイトゴールドなどは金属アレルギーを起こしにくいとされていますが、ハンドメイドの作品に使うとなると費用が高くなってしまいます。
販売価格に上乗せした金額になってしまい、お客様にとってお求めになりやすい価格にできませんし、余剰在庫を抱えても困ってしまいます。
そういった場合、ハンドメイド作家さんの多くが利用しているのが樹脂やステンレスパーツです。
通販で金属アレルギー対応を頼まれたら?
アレルギー対応のパーツを写真付きで掲載しているハンドメイド作家さんがほとんどです。ピアスをイヤリングに変更するように、樹脂やステンレスに変更可能です。
その場合、選ぶパーツによって価格設定が違うので気を付けましょう。通販の場合、パーツを交換するだけなので配送までに時間がかかることはありません。
モチーフだけ作製しておく作家さんも増えています。
この方法ですと、パーツ交換ではなく接着だけの作業ですので簡単なのがメリットです。
即売会の場合
対面でお客様とコミュニケーションを取れる機会ですので、できるだけ要望にはお応えしたいと思うのが自然です。
スタッズピアスは、モチーフにピアスパーツを付けずに展示しておくと良いでしょう。
注文が入った段階で金属アレルギー対応の部品に交換しやすいです。
ただし、接着剤が仮硬化するまでお客様を待たせてしまうので、できるだけ速乾の接着剤を選ぶとよいでしょう。
フックピアスも同様にパーツをあらかじめ用意しておくと変更に対応できます。
フックの交換だけなので素早く対応可能なのもメリットですね。
作品見本を展示して、交換可能なパーツも一緒に展示しましょう。
交換代金がかかるショップもありますが、100円程度が目安になっているのでお客様にとっても負担をかけずにすみます。
対応できない場合
すぐに交換できない、パーツがない。
そういった時に便利な商品がありますので、お客様に提案してみましょう。
市販でも通販サイトでも販売されているピアスコート剤です。
マニキュアのように刷毛がついているので肌に直接触れる部分に塗るだけで良いのが特徴です。
他にも、ピアスカバーというものがあります。
こちらも通販サイトで購入可能です。
樹脂製のカバーを被せることで直接肌に金属が触れないようになっているのが特徴です。
まとめ
ハンドメイド作家の多くは、自分の作品を気に入ってくれたお客様に喜んでもらえる事を一番の励みにしています。
一人でも多くのお客様のお手元にハンドメイド作品をお届けしたい。
手に取った時の笑顔が見たい。
そういう思いで販売しています。
お客様の声や意見にも耳を傾けていますので、購入したい方は要望などがあれば一度話してみてはいかがでしょうか。
「わたし、金属アレルギーなんです」たった一言で良いんです。
最善の方法を提案させていただきます。